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證恩寺跡 

久しぶりの寺院跡です。
今回は南九州市頴娃町にある平源山證恩寺跡です。
福昌寺末曹洞宗。
本尊釈迦如来。
開山仲翁和尚。

「證恩寺崩れ」という頴娃氏のお家騒動が起こった寺院です。

薩摩藩では江戸後期に二つの有名なお家騒動がありました。
「近思録崩れ」、「お由羅騒動」です。
しかしこれらの二百年以上前に起こったお家騒動。
それが「證恩寺崩れ」でした。
このお家騒動に関してはまだ勉強不足なので、理解し次第追記します。


DSC_4416.jpg
入口。

DSC_4424.jpg
山川石の墓石が積み上げられています。
贅沢な石垣です。


DSC_4433.jpg
上に仁王像が刺さっています。

DSC_4430.jpg
阿形。

DSC_4427.jpg
吽形。
どちらも造立年が刻まれてるであろう脚部が失われています。
そのため明確な造立年は不明。


DSC_4426_201711141727346d1.jpg
正面に石仏と五輪塔。


DSC_4436.jpg
五輪塔。
立派です。
誰の墓塔であるかは不明ですが、頴娃氏の誰かである可能性が高そうです。

DSC_4442.jpg
石仏。
地蔵菩薩立像であったと思われます。
廃仏による破壊ではなく風化によりこのようになったのでしょう。
状態は良くないですが、高さ1m程の立派な像です。


DSC_4445.jpg
山川石製の石仏。
こちらは良い状態です。


奥に進むと様々な墓塔があります。
DSC_4457.jpg

DSC_4456.jpg

DSC_4455.jpg
そのほとんどが山川石製。

DSC_4460.jpg
このまま埋もれさせるのはあまりに勿体ないです。
何かしらの策を考えようと思います。


DSC_4499.jpg
別の区画へ移動します。


DSC_4470.jpg
五輪塔が並んでいます。

DSC_4473.jpg
良い雰囲気です。


DSC_4477.jpg
墓じまいされたお墓の前に江戸期の墓塔が積まれています。

證恩寺跡は寺院の役割を終え、さらに墓地としての役割をも終えようとしています。
それがここまで分かりやすい形で現れてしまっている。
いろいろと考えさせられます。



二体の石仏が佇んでいます。
DSC_4481_201711141729490cd.jpg
二体とも首が刎ねられています。

DSC_4483.jpg

DSC_4468.jpg
二体ともとても美しく、上品です。
首がないことなど全く気になりません。
この石仏たちに会うためにここへ来てもよい。
そう思えるほどの魅力を持っています。


DSC_4484.jpg
入口付近で不思議な石造物が目に入りました。

DSC_4488.jpg
「奉造立如意輪」

裏面には「観世音菩薩」とあります。
「證恩現住〇運〇」ともあるので、證恩寺の住持が関わっていることは間違いなさそうです。
しかし詳細は不明。
宝暦四年(1754)造立。


DSC_4493_20171114172909f2a.jpg
「納現雷雲知蔵」

DSC_4494_201711141729133d5.jpg
「天英俊長和尚」

ここで見ることのできる数少ない無縫塔です。




今回もご覧いただきありがとうございます。
以上が證恩寺跡です。

山川周辺の寺院跡には山川石製の墓塔が本当にたくさんあります。
高価であったはずの山川石がふんだんに使われているのです。
それを可能とする経済圏がこの周辺にあったのでしょう。

非常に静かです。
一人で行くと少し怖さを感じるかもしれません。
目の前は民家なのですが、それくらいの静けさでした。

しかし場の雰囲気、色、残されている物、その全てが良いバランスで存在しています。
特にあの二体の石仏は本当に素晴らしく、一見の価値ありです。

下に地図を載せていますが、寺院跡へ延びる道は車一台分の幅しかなく、駐車スペースもありません。
少し太めに書かれている道の方にいくつかの駐車スペースが一応あります。
車で行く方はご注意ください。



證恩寺



DSC_4482.jpg

category: 寺院跡

thread: 史跡・神社・仏閣

janre: 写真

tag: 南九州市 
Posted on 2017/11/14 Tue. 22:02  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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