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神興寺跡(1) 

今回は紫尾山祁答院神興寺跡です。
南泉院末天台宗。
開基空覚上人。
本尊阿弥陀如来。



紫尾神社へ向かう道の途中に多くの墓塔が置かれている場所があります。
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「神興寺僧侶の墓石塔群」
ここには歴代の神興寺住持とお寺の関係者の墓塔があります。
今回これらの墓塔群を「神興寺跡」という題で紹介しますが、実はここは神興寺跡ではありません。
本当の神興寺跡は前回紹介した紫尾神社がある場所及びその裏手の駐車場辺りと言われています。


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案内板がついているのは全て住持墓です。
室町時代から安土桃山時代の物が多いようです。


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最上段。
ここに特に古い墓塔が並びます。

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そしてこれが最古の墓塔です。

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「芸全僧正」
応永二十二年(1415)寂。

神興寺の住持墓群にはこのように住持の名前や入寂年がはっきりと刻まれています。
状態も良好な物が多く、様々な面で貴重な遺産です。


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「権少僧都成春」
文明十四年(1482)寂。
前々回紹介した紫尾神社本殿後ろにある六地蔵塔の奉納者です。

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「芸圓」


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四方に梵字が彫られた墓塔も少なくありません。
このような細やかさにこの寺院の住持の格の高さがうかがえます


住持墓以外にも多くの墓塔が並びます。
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その多くが無縁の五輪塔です。


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朽ちた墓塔に歴史の深さを感じます。


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石祠型といっていいのでしょうか。

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上部には梵字が刻まれています。
「宗全上座」


似た形の墓塔がもう一つあります。
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こちらには像が刻まれています。
「右:禅師、左:禅尼」


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六角形の墓塔。
「妙翁」
文禄二年(1593)没。


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六地蔵塔。
六地蔵部分は欠損。

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落ちてしまいそうです。

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笠部分も欠けています。
しかし意外といい味を出しています。



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ほんの少し離れた所にもう一つの墓塔群があります。


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整然と並んでいます。
右端には紫尾が誇る文化財「町石」。
「町石」は紫尾神社から「古紫尾神社」という神社の間に道しるべとして置かれたものです。
当時は一町間隔に三十五本あったそうですが、現在は十本ほどしか残っていません。


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ここに並ぶ墓塔のほとんどが無銘です。

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美しい風景です。
本当に美しい。
これからも永く残ってほしい鹿児島の風景の一つです。

ちなみに後方の大きな墓塔は三基とも全て無銘。
「神興寺僧侶の墓石塔群」の中でも大きい方の墓塔なのですが何も刻まれていません。
いったいこの三人は何者なのでしょうか。



今回もご覧いただきありがとうございます。
今日はここまでです。

あまりにも墓塔が多く、全てを紹介するのは難しいですね。
その中にある三人の名僧の墓塔、供養塔があります。
次回はその名僧たちを紹介しようと思います。


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category: 寺院跡

thread: 史跡・神社・仏閣

janre: 写真

tag: さつま町 
Posted on 2017/05/13 Sat. 22:28  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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